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2007年3月12日 (月)

神様の警告

とっても心配なことがありました。(注:超長いしヘビーだよ!)
 
 
 
ジィジは6日に退院してから、思ったよりも元気そうでヒマを
持てあましてるようでもありました。
 
 
 
 
ところが、10日の夜中。 
お昼寝をしたため眠れなくなったと言って、午前3時まで、
居間でゴロゴロしたりテレビを見たりしていたかと思うと、
なにやら不可解な行動をするようになったそうです。
私はユキと一緒に寝ていたので、朝になってバァバから
聞きました。
 
 
「お茶をくれ」と言ったので、バァバが用意して持っていくと、
ジィジは新聞紙を几帳面に小さく折りたたんでくわえている。
「何をやってるんですか?」と聞くと「お茶が飲めないんだ」
と答えた。
 
 
なんかおかしいな、と思ったバァバが寝ないで様子を見て
いると、トイレに立ったジィジが廊下でキョロキョロしている
ので聞いてみると「トイレはどこにあったかな?」と言った。
などなど。
 
 
 
 
 
 
11日の朝。
ユキと一緒に居間に行ってみたら、ジィジはうなだれて座って
いました。そしてバァバから夜中の様子を聞かされた。
 
 
ジィジは、頭の回転が速く、物事の因果がはっきりしていないと
納得できなくて、他人の些細なミスや言い間違いまでもビシッと
正すような人。
それに比べて、バァバは天然ボケの大雑把で、よくジィジに
厳しく怒られていました。
 
だけど、この日のジィジは、そんな活き活きとした憎々しい
ところが全くなくなっていました。
 
 
 
 
私とバァバで、一日中 様子を見ていました。
 
大好きなテレビもDVDも見ず、新聞を意味もなく小さく小さく
折りたたんでおでこにあてたり、果物を食べようとテーブルを
スプーンでつついたり、酸素のチューブを入れ歯と間違えて
くわえたり、探しものを始めても自分が一体 何を探していたか
分からなかったり。
 
 
 
時間が追うに連れて、不可解な行動が増えていくようでした。
 
 
 
昼頃、バァバに病院に電話するように提案。
「日曜日だし先生もいないだろうし…」とバァバは消極的だった
けど、とにかくダメ元で電話。
当直の看護士さんに状況を話したら、主治医から電話をもらえ
るように手配してくれることになって、その後、主治医の先生に
ジィジの様子を説明すると
 
 
 
「脳に障害が起きているかもしれない。月曜に予約外でも診る
から来て下さい」
 
 
 
と言われました。
 
 
ジィジは、夜には「トイレに行く」と立ち上がって5分ほど居間を
ウロウロして、そのままそこでズボンを下ろそうとしていました。
慌ててトイレに連れて行っても、便座を上げて用を足すことや
最後には流すことなどを忘れていました。
 
 
 
 
本人も、自分でおかしいことをしていると気付くこともあるようで
「ボケちゃったみたいだな」「ねねちゃ、俺、どうしよう?」などと
私に聞いてきてはガックリしていました。
でも次の瞬間には、ボンヤリした様子でまた不可解な行動を
していたり。。。
 
 
 
 
 
12日。
長兄が来て、病院まで送り迎えをしてくれることに。
 
出かけるとあってか、久しぶりに長兄に会ったからか、ジィジは
昨日よりも随分シャキッとしていました。
携帯用の酸素ボンベの操作方法で、トンチンカンなことを言って
いたけど昨日よりはまだちゃんとした会話になるし、その様子に
ちょっと安心。
 
 
私とユキはお留守番なので、みんなのお見送りをし、汚れ物の
始末や洗濯、ジィジの好物ばかりを買いに行き、ジィジがいつも
いる居間から見える花壇をキレイに手入れしました。
 
ユキは誰もかまってくれないのでワガママも言うけど、ちゃんと
お昼寝もしてくれたし、どこにでも付き合ってついてきてくれた
ので、だいぶ仕事がはかどりました。
 
 
 
 
 
夕方、みんなが帰宅。
まずジィジ本人に、診察結果や病院での出来事について聞いて
みる。以前のようにキチンと順序だって話せていないんだけど、
ちゃんと分かるように説明をしてくれたし、バァバ達に確かめても
内容に間違いはなかったです。
 
 
私もバァバも、脳への転移か脳血管の塞栓を疑っていたけど、
尿量が減ったためにアンモニアが体内に充満して、脳に影響が
でたんだろう、とのこと。
脳症の一種ではあるらしいけれど、改善の余地はあるみたい。
 
 
 
 
 
ジィジはその後も、テレビや新聞を見ながら色々と話しかけて
きて「このニュースは つまりこういう事だよね?」などと、自分が
内容を把握できているか、ひとつひとつ私に確認してきました。
どれも、ちゃんと正しく分かっていました。
 
 
 
 
 
バァバが、病院に向かう車の中での出来事を話してくれました。
高速の出口を間違えて降りてしまい、ナビでは修正したルートを
示して左折するように言ってるのにジィジが「右折しろ!」と、
しつこく運転している長兄に怒鳴ったそう。
 
「どうして?ナビは左折って言ってるじゃない?」
「右折しないと松ヶ丘に行けないだろう!」
「今日はT病院に行くんだから、松ヶ丘は関係ないでしょ」
「なんでだ!松ヶ丘に用があるんだろうが!」
 
 
 
 
しばらく、車内でジィジの怒鳴り声は続いた。
でも、この短気さはジィジらしい行動。不可解なものではないの。
 
 
松ヶ丘は私がユキを出産した助産院があるところ。
お腹が大きくなってから、健診に行く度に、ジィジに車で送って
もらっていました。どうやらその時の記憶がよみがえってきて、
ゴチャ混ぜになってしまったみたい。
 
 
 
病院に着いてから、予約外だったので長い間 待たされることに
なった時もジィジは
 
 
「俺はもう大丈夫だから、バァバは帰りなさい」と言うので
「どうしてですか?」と聞くと
「今日はねねちゃも病院に行くんだろうが!アイツの方が
大変なんだから行ってやれ!」
 
 
と怒鳴ったんだそう。
自分の考えがすぐ伝わらないとカチンときて怒鳴り散らすのは、
ジィジの性格。昨日はそんな元気もない無気力な様子だった
ので、これはいい傾向なんだけど、言ってることはメチャクチャ。
 
 
 
「自分が絶対に正しいと思ってすぐ怒鳴るからイヤになるわ」
と、バァバが私に話していたら、黙って聞いていたジィジが
 
 
 
「ま、バァバの話はだいぶ誇張されてるんだけども(照笑)。
それにしても、俺、やっぱり、ねねちゃのことが一番、いつも気に
かかってるみたいなんだよな~」
 
 
 
と、私の背中をポンと叩いてサラリと言ってました。
 
 
 
ヒトの頭って、同時に、大小様々な色んな事を考えてるけれど、
行動に移る時は、その中の一つにスポットライトがあたってる
ようなものだと思う。
うまくライトが一つのことに当たれば、自分の意志で、思った
ように行動ができるんだろう。
昨日のジィジはアンモニアの自家中毒(?)のせいで、ライトが
クルクルと落ち着きなくまわって、結果、意味不明の言動に
つながったんじゃないかな。
とういのが、私の痴呆に対するイメージ。勝手な解釈。
 
 
 
そんな混乱した頭でも、私のことが気にかかっていたなんて、
いつも私のことが頭の中にあるなんて、とても嬉しかった。
本当は、申し訳ないと反省しなきゃいけないんだろうけど。
 
 
私が未婚で出産する、1人で助産院に入院し出産する、という
ことがジィジには心配で心配でたまらなかったのだろう。
助産院へ送迎してくれた時も、面倒くさそうにイヤイヤながらの
様子で、私をいたわってくれるようなことはなかったけれど、
やっぱり心配してくれていたんだなぁ、とジーンときちゃいました。
 
 
 
 
 
介護が必要になった時。
 
ユキもいて、私にどれだけお世話してあげることができるだろう。
どんなことができるだろう。
とても、考えさせられました。
ジィジの様子は心配だけど、状況はそこまで悪くなってない。
 
  
   
「今のうちに、知識も体力も余裕も準備しておかないと!」
今回のことは、そう神様に警告されたような気がしました。






 

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コメント

ジィジの様子はその後どお?
なんか親っていうのはいつまでも元気で若いような気がしちゃうよね。
改善の余地があるっていうことだからよかったね。
ジィジだって口では色々言ってもやっぱり娘の事をいつだって気にかけてるんだよね。ねねちゃだってジィジの為にやれることをやってあげてて偉いよ。
何かあればすぐ連絡してね。ご近所さんですし(笑)

投稿: まる | 2007年3月13日 (火) 20:56

私は介護の現場にいたのでとくにじぃじの様子がとっても目に浮かんできて胸を打たれました。
ねねちゃさん、じぃじ、ばぁば、ゆきちゃんと心配が絶えないと思うけど頑張ってください。

投稿: mia | 2007年3月13日 (火) 22:30

言葉が見つからない

涙が止まりませんでした

家族っていいね

いつでも、どんな時でもお互いにお互いを心配するんだよね

私はなんの手助けも出来ないけど・・・後悔の無い様に頑張ってね

投稿: ♪yuki♪ | 2007年3月13日 (火) 23:25

その後の、じぃじの様子はどうですか?

チグハグに糸が絡まっても
出てきたのが、娘が出産する時だったんですね。
うん。ねねちゃさんは幸せ者ですね。

愛娘とそのかわいい孫と一緒に時を過ごせるじぃじも幸せ者ですね。

決断した治療で、共に過ごせる時間が少しでも長く穏やかであるように、祈っています。

投稿: がっつ | 2007年3月13日 (火) 23:56

本当に言葉が見つからないのだけど…
愛がいっぱいのご家族。
きっと、きっといい方向へ。
お願い神様。

投稿: ねーやん | 2007年3月14日 (水) 03:33

その後どうですか??
心配ですね。
けど脳に転移じゃなくてよかったですね。
うちのお義母さんは足がフラフラになってきたって言ってて…。

やっぱ親は子供の事が一番気になるんですよね。
私は結婚する前は父がうざかったけど、結婚してからちょっと父のありがたみがわかりました。

ねねちゃさんも大変だろうけど頑張ってください!!

投稿: ヒーちゃん | 2007年3月14日 (水) 15:15

その後、どうですか?
やっぱり娘や孫のことが気になるんですね。
脳に転移じゃなくて良かったですね☆
ぃぃ方向へ向かってくれることを願っています。

投稿: ぁゃ | 2007年3月15日 (木) 11:08

少しいい方向に向かってきたようですね。
このまま回復するよう願っています。

子育て真っ最中に親が病気になると大変ですよね。
今後の事を考えて結論を出すのは難しいですが、でも今から考えておけばいろんな可能性を考えられますね!
ご兄弟、お母様と力を合わせて下さいね^-^
ねねちゃさんはあまり無理されないように・・・。
ユキちゃんのママはねねちゃさんだけですから。

投稿: ケロ | 2007年3月15日 (木) 23:35

その後は回復に向かったのかな?

でもここはいつまでも気になる娘として、
ジィジの心の張り合いを持たせ続けるってのもありかもよ。
兄妹の下は相当かわいいらしいみたい。
長男の俺なんかいいように使われてるだけだよ(笑)

投稿: さかも | 2007年3月17日 (土) 23:46

じぃじはじぃじでとても頑張ってるんだと思う。。。
きっとまわりで見ていて辛いと思うけど、気長に優しく
見守ってあげて下さい。やっぱり何の病気でもその人に
接する愛情には勝てるものはないと思います。
大変だと思いますが、皆さん体に気をつけて頑張って下さい。

投稿: レインボー | 2007年3月18日 (日) 22:45

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